新築のクローゼットや押入れに中段を付けるとき、「高さは何cmが使いやすい?」「標準の高さで本当に大丈夫?」「枕棚やハンガーパイプとどう組み合わせればいい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
中段の高さは、一般的には床から70〜80cm程度がひとつの目安です。
この高さであれば、布団などの重い物を腰に近い位置で出し入れしやすく、下段には衣装ケースや季節家電なども収納しやすくなります。
ただし、70〜80cmがすべての家庭にとって正解というわけではありません。
下に置く衣装ケースの高さ、上段に収納する布団の量、枕棚やハンガーパイプの位置、将来クローゼットとして使うかなどによって、使いやすい高さは変わります。
この記事では、中段の標準的な高さ、収納する物から高さを決める方法、枕棚・ハンガーパイプとの関係、失敗しやすい高さ、後から高さを変更する方法、DIYと業者施工の違いまでまとめて解説します。
中段の高さを何cmにするか迷っている方へ
オプション工事.comでは、収納する物やクローゼット・押入れの寸法を現地で確認し、中段の高さや奥行きをご案内します。
「衣装ケースを3段入れたい」「将来ハンガーパイプも付けたい」といった段階でもご依頼いただけます。
クローゼット・押入れの中段は床から70〜80cmがひとつの目安

中段の高さは、床から70〜80cm程度が一般的に使いやすい目安です。
大人が立ったときに腰に近い高さになるため、布団や季節用品など重い物を持ち上げる距離を短くできます。
また、下段を70〜80cm程度確保すると、市販の衣装ケースや収納ボックスを2〜3段重ねて置きやすくなります。
ただし、重要なのは「標準寸法に合わせること」ではなく、実際に収納する物に合わせることです。
標準高さをそのまま採用すると失敗することもある
たとえば、中段の下へ高さ25cmの衣装ケースを3段置きたい場合、ケースだけで75cmになります。
そこに出し入れのための余裕が必要になるため、中段を70cmにすると収納できない可能性があります。
逆に中段を高くしすぎると、上段が狭くなり、布団や大型の収納用品が入らなくなることがあります。
そのため、70〜80cmはあくまでスタート地点として考えましょう。
中段の高さは収納する物から逆算して決める

中段の高さを失敗しないためには、「何cmが標準か」よりも「何を収納したいか」から逆算することが重要です。
衣装ケースを置く場合
現在使っている衣装ケースや、購入予定の収納ケースの高さを測ります。
たとえば高さ23cmのケースを3段重ねる場合、必要な高さは単純計算で69cmです。
実際にはケースを引き出したり持ち上げたりするため、数cm程度の余裕を確保しておくと使いやすくなります。
布団を収納する場合
中段の上へ布団を置く場合は、布団の量と天井までの高さを確認します。
掛け布団、敷布団、来客用布団などを何組置くのかによって必要なスペースは変わります。
下段を広くしすぎて中段を高くすると、上段の布団スペースが不足する可能性があります。
季節家電を収納する場合
扇風機、加湿器、ヒーター、掃除機などを下段へ収納する場合は、実物の高さを測っておきましょう。
収納ケースよりも高さがあるため、標準的な70〜80cmでは収まらないケースもあります。
将来の用途も考える
現在は布団収納として使用していても、将来はクローゼットとして衣類収納へ変更する可能性があります。
子どもの成長や家族構成の変化も考えて、極端な高さにしすぎないことも重要です。
枕棚と中段はどう使い分ける?

収納内部には、中段だけでなく枕棚を設置することもあります。
中段と枕棚は、設置する高さと収納する物の役割が異なります。
| 種類 | 主な位置 | 収納しやすい物 |
|---|---|---|
| 中段 | 床から70〜80cm前後が目安 | 布団・収納ケース・季節用品 |
| 枕棚 | クローゼット上部 | バッグ・帽子・布団・使用頻度の低い物 |
中段は空間を上下に分けるための棚、枕棚は上部のデッドスペースを収納として使うための棚と考えると分かりやすいでしょう。
中段と枕棚を両方付ける場合
中段と枕棚の両方を設置すると収納量を増やせますが、棚同士の間隔が狭すぎると大きな物を収納できなくなります。
どちらも付ける場合は、現在収納したい物だけでなく、将来の使い方まで考えて高さを決めましょう。
ハンガーパイプと中段の高さはどう考える?

押入れをクローゼットのように使いたい場合は、中段とハンガーパイプの関係も重要です。
中段を残したままハンガーパイプを追加すると、丈の長い衣類が中段に当たることがあります。
シャツやジャケット中心なら中段を残せる場合もある
短い衣類が中心であれば、中段の上へハンガーパイプを設置し、下部を収納として活用できる場合があります。
コートやワンピースを掛けるなら高さが必要
ロングコートやワンピースなど丈の長い衣類を収納したい場合は、中段が邪魔になる可能性があります。
その場合は、中段を撤去してハンガーパイプと枕棚を組み合わせる方法もあります。
使いにくくなりやすい中段の高さ

低すぎる
中段が低すぎると、布団などを出し入れするときに腰を深く曲げる必要があります。
また、下段へ収納ケースを重ねられず、収納量が減る可能性があります。
高すぎる
中段が高すぎると、重い布団を持ち上げる必要があり、出し入れしにくくなります。
さらに、中段上部の収納スペースも狭くなります。
収納ケースぴったりにしすぎる
収納ケースの高さと中段までの寸法をほぼ同じにすると、ケースを取り出しにくくなります。
引き出しの開閉や、ケース自体の移動を考えて少し余裕を持たせましょう。
収納する物を決めず標準寸法だけで決める
中段の高さで最も避けたいのが、「標準だから70cm」と理由なく決めることです。
数cm違うだけで収納ケースが入らないこともあるため、事前の採寸が重要です。
中段の高さでよくある失敗例

衣装ケースを3段置けなかった
「標準的な高さで大丈夫だろう」と中段を設置したところ、手持ちの衣装ケースを3段重ねると数cm足りず、2段しか置けなかったケースです。
空いた部分が中途半端なデッドスペースになってしまいます。
布団を置くスペースが狭くなった
下段を広く使いたいからと中段を高くした結果、上部の布団スペースが不足するケースです。
下だけでなく、中段より上の高さも確認する必要があります。
将来クローゼットとして使いづらくなった
布団収納専用として中段を設置したものの、数年後に衣類収納へ変更したくなり、中段が邪魔になることもあります。
将来ハンガーパイプを追加する可能性がある場合は、施工前に検討しておくと安心です。
中段は後から高さを変更できる?

すでに設置されている中段でも、現場条件によっては高さを変更できる場合があります。
ただし、可動棚のように簡単に位置を変えられる構造ではありません。
一般的な中段は壁や構造体へ固定されているため、変更には撤去と再施工が必要になります。
高さ変更の基本的な流れ
- 現在の中段の固定方法を確認する
- 収納内部や壁の状態を確認する
- 既存の中段を撤去する
- 新しい高さを採寸する
- 必要な下地・構造体を確認する
- 新しい位置へ中段を固定する
- 必要に応じて壁面を補修する
高さを変更するだけに見えても、固定されていた壁面の補修や新しい位置での強度確保が必要になる場合があります。
中段の撤去・高さ変更はDIYできる?

工具を扱い慣れている方であれば、中段の撤去そのものをDIYできる場合もあります。
ただし、中段は布団などの重量物を支える棚なので、新しい位置へ安全に再設置する場合は固定方法が重要です。
DIYで対応しやすい範囲
- 収納物の採寸
- 希望する高さの検討
- 既存中段の構造確認
- 簡単な収納プランの変更
専門業者へ任せた方がよいケース
- 中段を撤去して別の高さへ付け直したい
- 壁の固定位置や構造が分からない
- 重い布団や収納用品を載せる
- 押入れをクローゼット化したい
- 枕棚も追加したい
- ハンガーパイプも設置したい
- 壁面の補修が必要
中段は重量物を載せることが多いため、DIYでは見た目だけでなく強度まで判断する必要があります。
中段の撤去・高さ変更もご相談いただけます
現在の収納内部を確認し、中段を移動するだけでよいのか、枕棚やハンガーパイプを組み合わせた方が使いやすいのかも含めてご案内します。
押入れをクローゼット化するなら中段をどうする?

和室の押入れをクローゼットとして使いたい場合、中段をそのまま残す方法と撤去する方法があります。
中段を残す
短い衣類を掛けたり、下段へ収納ケースを置いたりする場合は、中段を残したまま活用できるケースがあります。
中段を撤去する
ロングコートやワンピースなど丈の長い衣類を掛けたい場合は、中段を撤去した方が使いやすくなることがあります。
その上で、上部へ枕棚とハンガーパイプを設置すると、一般的なクローゼットに近い収納へ変更できます。
可動棚を追加する方法もある
バッグ、収納ボックス、日用品などを置きたい場合は、中段だけでなく可動棚を組み合わせる方法もあります。
収納する物に合わせて高さを変えられるため、用途が変わりやすい収納では便利です。
メーカー純正オプションと専門業者を比較

新築時の中段は、ハウスメーカーの標準仕様やオプションとして付ける方法と、住宅の引き渡し後に専門業者へ依頼する方法があります。
| 比較項目 | メーカー純正オプション | オプション工事専門業者 |
|---|---|---|
| 施工時期 | 建築時 | 引き渡し後 |
| 高さ | 標準仕様中心の場合がある | 現場・収納物に合わせて相談しやすい |
| 採寸 | 図面ベースの場合がある | 現地で実寸を確認 |
| 収納計画 | 建築時に決める | 実際の収納用品を見ながら決められる |
| 追加工事 | 会社ごとの仕様による | 枕棚・ハンガーパイプなども相談しやすい |
どちらが必ずよいというものではありません。
新築時点で収納する物が決まっているなら建築時に施工する方法がスムーズです。
一方、実際に使用する収納ケースや布団の量を確認してから高さを決めたい場合は、引き渡し後の後付けも選択肢になります。
オプション工事.comの中段取り付け

オプション工事.comでは、クローゼットや押入れへの中段取り付け工事を行っています。
現在の標準仕様は次のとおりです。
| 内容 | 仕様 | 料金 |
|---|---|---|
| 中段取り付け | 幅1,800mm × 奥行840mm以内 | 35,000円(税込38,500円) |
取り付け工事費を含む料金です。
中段は布団や季節用品など重量のある物を載せることが多いため、建物の構造体へしっかり固定して施工します。
現地調査で確認する内容
- 収納内部の幅・奥行き・高さ
- 収納したい物
- 衣装ケースのサイズ
- 布団の量
- 将来の使い方
- 中段の希望高さ
- 枕棚の必要性
- ハンガーパイプの必要性
- 既存中段を撤去・変更する必要があるか
収納する物から中段の高さを決められます
「標準の70〜80cmでいいか分からない」「衣装ケースを3段置きたい」「将来クローゼットとして使いたい」など、ご希望を現地で確認します。
中段だけでなく、枕棚やハンガーパイプを組み合わせた収納計画もご相談いただけます。
まとめ|中段の高さは「標準」ではなく収納する物から決めよう
クローゼットや押入れの中段は、床から70〜80cm程度がひとつの使いやすい目安です。
ただし、実際に使いやすい高さは家庭によって異なります。
施工前には次のポイントを確認しましょう。
- 下段に置く衣装ケースの高さ
- 収納ケースを何段重ねるか
- 上段へ置く布団の量
- 季節家電を収納するか
- 枕棚を設置するか
- ハンガーパイプを設置するか
- 将来クローゼットとして使うか
- 中段を後から撤去・変更する可能性があるか
標準寸法だけで決めると、数cmの差で収納ケースが入らなかったり、上段が狭くなったりする可能性があります。
また、後から高さを変更する場合は、単純に棚を動かすだけではなく、既存棚の撤去、壁面の補修、新しい位置への固定などが必要になるケースがあります。
オプション工事.comでは、実際の収納スペースと収納予定の物を確認し、中段の高さや棚構成をご案内しています。
押入れのクローゼット化、枕棚・ハンガーパイプの追加についてもご相談いただけます。

0120-761-125
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