「庭の手入れに電動芝刈り機を使いたいけれど、将来的には電気自動車(EV)も買うかもしれない…」
新築戸建てにお住まいの方から、このような屋外電源に関するご相談が増えています。現在の利便性(100V)と将来の備え(200V)、どちらを優先すべきか悩ましいところですが、結論から申し上げます。
迷ったら「同時施工」または「将来を見越した配線計画」が最も賢い選択です。
工事を2回に分けると、職人の人件費や出張費が二重にかかり、トータルコストが割高になってしまいます。この記事では、今の便利さと将来の安心を両立させるための、屋外コンセントの賢い増設術について解説します。

今は100V、将来は200V。両方必要な理由とは?
屋外で使用する機器には、一般的な家電と同じ「100V」で動くものと、ハイパワーな「200V」が必要なものがあります。これらは電圧が異なるため、コンセントの形状も回路も異なります。
100Vコンセントが必要なシーン
日常的な屋外作業やレジャーには、使い勝手の良い100V電源が欠かせません。
- 庭のお手入れ:電動芝刈り機、高圧洗浄機(洗車・外壁掃除)
- DIY・作業:電動ドリル、作業灯
- レジャー:BBQでのホットプレート、電気ケトル、イルミネーション
- 防犯:センサーライト、防犯カメラの電源
200Vコンセントが必要なシーン
一方、ここ数年で急増しているのが200Vのニーズです。
- 電気自動車(EV・PHEV)の充電:100Vでも充電は可能ですが時間がかかりすぎるため、自宅充電には200Vが必須となります。
- 大型の屋外機器:一部の業務レベルの溶接機や大型ヒーターなど。
工事を2回に分けると「損」をする理由
「とりあえず今は100Vだけ付けて、EVを買ったら200Vを工事しよう」と考える方も多いですが、これはコスト面であまりおすすめできません。
1. 「人件費」と「出張費」が2倍かかる
電気工事の費用の大きな割合を占めるのは、部材費よりも「職人が現場に行って作業する」ための人件費や経費です。工事を2回に分けると、この基本コストが単純に2回分発生してしまいます。
2. 建物の美観と防水面のリスク
屋外コンセントを設置するには、壁に穴を開けて配線を通す作業が必要です。2回工事をするということは、壁への負担や防水処理の機会が2回発生することを意味します。一度に計画して配線ルートを確保したほうが、壁の穴あけを最小限に抑えられ、配線カバー(モール)の処理もすっきりと美しく仕上がります。
解決策:100Vと200Vの「共存」プラン
では、具体的にどのように設置するのが正解でしょうか。おすすめは以下の2つのパターンです。
パターンA:100Vと200Vのコンセントを並べて設置
最も利便性が高い方法です。洗車や芝刈り用の100Vコンセントと、EV充電用の200Vコンセントを同時に施工します。分電盤からそれぞれの専用回路を一度に引くことで、後から工事をする手間を完全に省けます。
パターンB:将来200Vに変更可能な配線をしておく
「今は絶対にEVには乗らないが、10年後は分からない」という場合、配線だけ200V対応の太いケーブルを通しておき、当面は100Vコンセントとして使用する方法もあります(※分電盤での切り替え工事等は将来必要になります)。ただし、利便性を考えるとパターンAのように専用回路を分けておく方が、ブレーカー落ちの心配もなく快適です。
メーカー純正 vs オプション工事専門業者
新築時にハウスメーカーに依頼するか、引き渡し後に専門業者(分離発注)に依頼するかで、費用や提案の柔軟性が異なります。
| 比較項目 | メーカー純正オプション | オプション工事専門業者 |
|---|---|---|
| 費用 | 割高になりがち(中間マージンが含まれるため) | 適正価格(自社施工や直接発注でコストを抑制) |
| 提案の柔軟性 | 標準仕様の中から選ぶことが多く、選択肢が狭い | 柔軟(「ここにも欲しい」「100Vと200Vを併設したい」等の要望に対応しやすい) |
| 施工タイミング | 建築工事と同時に実施 | 引き渡し後、入居前後の好きなタイミングで実施 |
| 将来への配慮 | 図面確定後の変更が難しい | 現地を見て、実際の生活動線に合わせて提案可能 |
オプション工事.comの価格目安とサービス内容
当社の屋外コンセント増設工事は、お客様の「使いやすさ」を第一に考えた適正価格設定です。
施工価格目安(税込)
- 基本工事(アース・ターミナル付き防水コンセント 100V)
38,500円〜 - EV・PHEV充電用 屋外コンセント(200V)
55,000円〜
※上記は標準的な工事費です。専用回路の増設や配線の長さ、建物の構造によって追加費用(4,800円〜)が発生する場合があります。
100Vと200Vを同時にご依頼いただくことで、別々に頼むよりも効率的に工事を進めることが可能です。具体的な金額は現地の状況によるため、まずは無料見積もりをご利用ください。
失敗しないためのチェックポイント
ご依頼の前に、以下の点を確認しておくとスムーズです。
- 分電盤の空き状況:200V電源を増設するには、分電盤に空き回路が必要です。
- 駐車スペースとの位置関係:EV充電ポートの位置(車の右側か左側か、前方か後方か)を想定して設置場所を決めましょう。
- 使用する機器の消費電力:高圧洗浄機などは消費電力が大きいため、他の家電と併用するとブレーカーが落ちることがあります。専用回路の設置をおすすめします。
まとめ:賢い電源計画で、今も未来も快適に
芝刈り機のための100Vと、将来のEVのための200V。これらを「どちらか」ではなく「上手な組み合わせ」で設置することが、長期的なコストダウンと快適な暮らしにつながります。
オプション工事.comでは、お客様の建物の構造やライフスタイルに合わせ、最適な配線ルートと設置場所をご提案します。「ウチの場合はどうなるの?」「いくらくらいかかる?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ一度無料の現地調査をご利用ください。

0120-761-125
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