洗濯機パン（６４０サイズ・７４０サイズ）

洗濯防水パンとは

排水用の穴が空いた受け皿で、本体上に洗濯機を設置します。
洗濯機からの排水ホースを洗濯機パンの穴から排水口に通し、洗濯の際に出る水を排出します。

そもそも洗濯機パンはなんのために必要なの？

基本的にはフロアを汚さないために設置します。例えば

• 洗濯機から突然の水漏れがあった際
• 排水ホース・給水ホースが気づかないうちに抜けてしまったり破損したりした時
• 排水溝の詰まりなどにより排水機能に問題が出ることで起こる水漏れ時
• バスポンプ使用時などのホース置き場としても

など保険として、いざというときに使えるよう、水漏れ用安全対策として多くの家で設置されています。
水漏れが100％起こらない自信があれば洗濯機パンの必要はありません。
ですが水漏れはいずれは起こってしまうもの。
そんな時に安全対策、保険として洗濯機パンを必要とされている方は多くいらっしゃいます。

なぜ洗濯機パンが標準装備でないのか？

近年の洗濯機は二槽式からドラム式まで多種多様にリリースされ、工業製品としての品質向上により、故障による水漏れは起こりにくくなっています。しかし、可能性はゼロではないため、万が一に備えた設置をおすすめします。

洗濯機パンの必要性

近年、部屋をすっきり見せるために、あえて洗濯機パンを取り付けない家庭が増えています。その場合、床へのダメージや汚れが懸念されます。

• 水漏れ対策: 洗濯機パンがあればパンの中が汚れるだけで済みますが、パンがない直置きの状態では床が水濡れやホコリ等で汚れてしまいます。
• 結露・湿気対策: 季節による結露水なども床への直接的なダメージとなり、床の劣化は避けられません。大切な新築の床を守りたい方には必須の設備です。

掃除のしやすさについて

「洗濯機パンがあると掃除がしにくい」「ホコリがたまりやすい」といったイメージがありますが、見た目もすっきりとして、掃除や手入れがしやすいデザインの製品も現在では登場しています。

ハウスメーカーの中には「パンなしで大丈夫」とアドバイスするところもありますが、「問題ないが念のためクッションフロアに」と助言されるケースもあるなど、トラブル発生の可能性を考慮し、今も多くの住宅で洗濯機パンが設置されています。

洗濯機パン不要論の落とし穴

水漏れリスクへの備えと、すっきり・清潔な空間の両立を。

近年の洗濯機は、本体故障による水漏れリスクは低いものの、可能性はゼロではありません。

水漏れの主な原因は、洗濯機本体の故障よりも、以下の外部要因が多いです。

1. 接続部の問題: 給水ホースの接続部の緩みやパッキンの劣化。
2. 排水系の問題:
   • 排水ホースの経年劣化や破損。
   • 排水トラップ（排水口）にゴミが溜まり、排水が滞って逆流する。
   • 結露や水滴による床へのダメージ。

解決策：見た目と清掃性を両立する洗濯機パン

「洗濯機パンがない方がすっきりする」「パンにホコリが溜まって掃除が面倒」という懸念に対して、現在は清掃性やデザイン性を追求した新しいタイプの製品が登場しています。

• かさ上げタイプ: 洗濯機を乗せる部分が高くなっているため、洗濯機を動かさずに排水口やパンの下が掃除しやすく、ホコリも溜まりにくい構造になっています。
• キャスター付きの置き台: パンなしで設置する場合でも、キャスター付きの台を利用することで洗濯機を簡単に移動させ、床を掃除できます。

結論

万が一の深刻な水漏れ被害（階下への漏水など）や、床の劣化を防ぐという観点から、洗濯機パンは今もなお多くの住宅で設置されています。

見た目や掃除のしやすさといったデメリットは、「かさ上げタイプ」や「キャスター付き置き台」などの選択肢を選ぶことで解消が可能です。万が一に備えつつ、ライフスタイルに合った製品の導入をおすすめします。

水漏れが起こってしまうと

特に2階に洗濯機置き場がある場合、水漏れは床から浸透し、下の階へ甚大な被害をもたらす可能性があります。

洗濯機パンの最大のメリット：階下への水漏れ対策

万が一、給水ホースの緩みや排水の詰まりなどで水漏れが起こると、洗濯機が止まらない限り水が出続け、床、周辺だけでなく、1階のクロス、家電、家具などにまで水濡れ被害が及び、損害額が数百万円になるケースもあります。

• 洗濯機パンの役割: 洗濯機パンが設置されていれば、溢れた水を一時的に受け止める受け皿となり、床が水浸しになるのを防ぎ、被害を最小限に抑えるのに役立ちます。

設置時の重要事項：サイズ合わせ

近年は大型のドラム式洗濯機など、様々なモデル・サイズが販売されています。水漏れ対策として最大限の効果を得るためには、洗濯機のサイズに合った洗濯機パンを選ぶことが不可欠です。

• 大型化への対応: 特に横幅が広めの洗濯機の場合、パンのサイズが合っていないと、洗濯機がパンに収まらない、または適切に設置できず、パンの機能を発揮できない可能性があります。

洗濯機とパンのサイズを合わせることが、万が一の被害を防ぐための重要なポイントです。

洗濯機の定期点検をしましょう！

水漏れによる甚大な被害を防ぐためには、日々の点検と正しい習慣が非常に重要です。

水漏れを予防するための3つの習慣

洗濯機パンを設置することと合わせて、以下の対策を習慣化することで、水漏れリスクを大幅に減らすことができます。

また、床の結露による水たまりがないかもチェックしましょう。

接続部の定期点検と補強

設置時だけでなく、ご自身で給水ホース・排水ホースがしっかりと取り付けられているか、緩みがないかを定期的に点検しましょう。

特に洗濯機の振動でホースが動いたり、接続部分が緩んだりすることがあります。

給水ホースの劣化（ひび割れなど）や、接続部の水漏れも定期的に確認し、必要に応じて交換しましょう。（給水ホースの寿命は一般的に5〜6年と言われています。）

不使用時の蛇口を閉める習慣

洗濯機を使わない時は、万が一に備えて水道の蛇口（水栓）を閉めておくことを強くおすすめします。

蛇口を開けっぱなしにすると、ホースや接続部に常に高い水圧がかかり、部品の劣化を早め、破損やホース外れによる水漏れリスクを高めます。

本体・周辺の確認

洗濯機のガタつきがないか確認しましょう。ガタつきは振動を大きくし、接続部の緩みやホースの破損につながります。

排水口の詰まりや汚れがないかも定期的に確認し、掃除しましょう。

洗濯機パンのお手入れ

サニタリー（洗面所）は湿気が多く、ホコリや髪の毛、洗剤カス、水アカなどで汚れやすい場所です。洗濯機パンは、水漏れ対策になる一方で、見た目の清潔さも保ちたいところです。

洗濯機パンをきれいにするメリット

洗濯機パンを日常的に掃除することで、清潔なサニタリーを保てます。

• 簡単な掃除でOK: 汚れが軽いうちなら、簡単な拭き掃除ですぐにきれいになります。
  • ふわふわしたホコリには、ホコリキャッチャー。
  • 細かい汚れや付着した髪の毛には、使い古した歯ブラシ。
  • 水アカや洗剤汚れには、水拭き。
• 大掃除が楽に: 汚れを後回しにすると、落とすのが大変になります。普段から意識して掃除しておけば、年末の大掃除も格段に楽になります。
• 急な来客にも安心: 友人やママ友が洗面所を使う際、サニタリーの汚れは意外と目につくものです。普段からきれいに保っておけば、急な来客時にも慌てずに済みます。

洗濯機パンの設置はプロにお任せください

洗濯機パンは、大切な新築住宅の床に直接設置する重要な設備です。

水漏れ被害を防ぎ、安全性を確保するためには、確かな設置と施工が必要です。ぜひ、私たちオプション工事ドットコムにお任せください。

オプション工事ドットコムでは、洗濯機パンと防臭排水トラップの施工をスムーズかつスピーディーに行います。プロフェッショナルによる確実な設置で、不安のない快適な洗濯ライフを始めましょう。

洗濯機パンのQ&A

「洗濯機パンのメリットがわからない」 「家の洗濯機に合うパンってある？」 「新しい洗濯機に合わせたデザインがほしい」 「仕事があるので工事予定日を調節したい」 などなど、洗濯機パンをはじめとするサニタリー周りの疑問もどうぞお気軽にお電話・ご相談ください！ 小さな疑問から大きな悩みまでなんでもお問い合わせください！

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◎当店にお客様からいただきましたメッセージの一例です