「新築なのに、網戸を閉めているのに小さな虫が入ってくる」
「18メッシュと24メッシュがあるけれど、何が違うの?」
「細かい網戸にしたほうが虫対策にはいい?」
新築戸建てで網戸を選ぶとき、このような疑問を持つ方は少なくありません。
18メッシュは現在でも使われている標準的な網戸であり、「古くて使えない」というものではありません。
実際、公的な建築工事の仕様や積算資料でも、18メッシュや18~20メッシュの防虫網が現在も使用されています。
一方で、小さな虫の侵入をできるだけ減らしたい場合には、24メッシュなど、より網目の細かいタイプを検討する価値があります。
網戸選びで重要なのは、
・防虫性能
・風通し
・視界
・掃除のしやすさ
・家の周辺環境
を総合的に考えることです。
単純に「数字が大きいほど優秀」というわけではありません。
この記事では、18メッシュと24メッシュの違い、網戸をすり抜ける小さな虫、住環境ごとの選び方、新築時に確認しておきたい網戸のポイントまでわかりやすく解説します。
18メッシュはもう古い?結論は「今でも十分使われている」

18メッシュは現在でも住宅や建築物で使用されている一般的な防虫網です。
例えば江戸川区が公開している建築工事の見積資料では、網戸用の合成樹脂製・ステンレス製の網について「18~20メッシュ」という仕様が掲載されています。
また、防衛省関係の建築工事でも18メッシュの網戸が仕様として使われています。
つまり、18メッシュ=昔の網戸だから交換したほうがよいという理解は正確ではありません。
18メッシュには、
・一般的な蚊やハエ対策
・比較的風を通しやすい
・標準仕様として選びやすい
・網戸として実績が多い
というメリットがあります。
ただし、問題になるのが非常に小さな虫です。
自治体でも、クロバネキノコバエなどの小型昆虫について、網戸のメッシュやサッシの隙間を通って室内へ侵入すると案内しています。
そのため、小さな虫が多い環境では「18メッシュで十分か」を一度考えてみる価値があります。
そもそも「メッシュ」とは?

網戸でいう「メッシュ」とは、網目の細かさを表す単位です。
一般的には、1インチ(25.4mm)の中に何本の糸があるかを表します。
数字が大きいほど糸の本数が増え、網目が細かくなります。
例えば、
18メッシュ → 比較的標準的な細かさ
24メッシュ → 18メッシュより細かい
という関係です。
「24メッシュのほうが18メッシュより数字が大きいから、穴も大きい」という意味ではないので注意しましょう。
数字が大きいほど網目は細かくなります。
18メッシュと24メッシュはどのくらい違う?

一般的な製品では、おおよそ次のような違いがあります。
| 種類 | 網目の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 18メッシュ | 約1.1~1.2mm前後 | 標準的・通風とのバランス |
| 24メッシュ | 約0.8~0.9mm前後 | より小さな虫対策向き |
重要なのは、1mm前後の網目を境に、通過できる虫の種類が変わってくる可能性があることです。
ただし、虫は完全な球体ではありません。
体長が1mmだからといって、「1mm以下の網目なら絶対に入らない」と単純に判断できるわけではありません。
虫の体幅や姿勢、網戸とサッシの隙間なども影響します。
そのため24メッシュにしたからといって、すべての虫を100%防げるわけではありません。
網戸を閉めているのに虫が入るのはなぜ?

「網戸をしているのに虫がいる=網戸の性能が悪い」とは限りません。
原因はいくつか考えられます。
1.網目より小さな虫が入っている
札幌市では、コバエ類について1~5mmほどの小さなハエの仲間と説明し、屋外からの侵入対策として「目の細かな網戸」を案内しています。
また岐阜県は、クロバネキノコバエについて、網戸のメッシュやサッシの隙間などをくぐって室内に入ってくると説明しています。
つまり、一般的な網戸では防ぎにくいほど小さな虫が存在します。
2.網戸とサッシの隙間から入っている
意外と多いのがこちらです。
網戸そのものが細かくても、
・網戸と窓枠の間
・サッシの合わせ部分
・網戸の上下
・モヘア部分
・建付けのズレ
などに隙間があれば虫は侵入できます。
そのため防虫性能を高めるなら、メッシュ数+網戸の建付けの両方が重要です。
3.窓の開け方によって隙間ができている
引き違い窓では、窓の開け方によって網戸とガラス戸の位置関係が変わります。
状態によっては網戸と窓の間に隙間ができ、そこから虫が入りやすくなることがあります。
「24メッシュにしたのに虫が入る」という場合は、網そのものだけでなく、サッシ全体を確認しましょう。
小さな虫はどれくらい小さい?

「そんなに小さい虫がいるの?」と思う方もいるでしょう。
実際、公的機関の資料を見ると、住宅周辺には非常に小さな虫が存在します。
例えば千葉市では、ヒメマキムシについて体長約1~3mmと案内しています。
札幌市では、いわゆるコバエ類を1~5mm程度と説明しています。
名古屋市では、チョウバエ類には1~3mm程度の小型種が多いとしています。
つまり住宅周辺には、数mm以下の虫も珍しくありません。
そのため、「蚊は入ってこないけれど、黒い小さな虫が入ってくる」ということは十分あり得ます。
防虫だけ考えるなら24メッシュのほうがいい?

一般論としては、網目が細かくなれば、小さな虫が通過できる空間も小さくなります。
そのため、小さな虫対策を優先するなら、18メッシュより24メッシュのほうが選びやすいと考えられます。
特に、
・川の近く
・池や水路の近く
・田畑の近く
・山や林の近く
・緑の多い公園の近く
・夜間に窓を開けることが多い
といった住宅では検討する価値があります。
ただし、網戸だけで虫対策が完成するわけではありません。
奈良市も蚊対策として、
・草むらを減らす
・網戸や防虫網を設置する
など複数の対策を案内しています。
虫が非常に多い環境では、網戸だけでなく庭や住宅周囲の環境管理も一緒に考えましょう。
24メッシュにするデメリットは?

「それなら全部24メッシュにすればいい」と思うかもしれません。
しかし、網目を細かくすると生活面で違いを感じる可能性があります。
1.通風性能とのバランス
網目を細かくすると、一般的には空気が通る開口部分も変わります。
ただし通風性能は、メッシュ数だけで決まるわけではありません。
・糸の太さ
・網の素材
・網の構造
・窓の大きさ
にも左右されます。
そのため、24メッシュ=必ず風が通らないというわけではありません。
住宅では24時間換気設備も重要で、国土交通省は住宅について原則0.5回/h以上の機械換気設備が必要と案内しています。
網戸を使った自然通風と、住宅に設置された24時間換気は別の仕組みです。
網戸を選ぶときも、「窓を開けたときの快適性」と「住宅全体の換気」を分けて考えましょう。
2.視界の感じ方が変わることがある
網戸には当然、糸があります。
糸の本数や太さによって、室内から外を見たときの印象が変わります。
特に、
・リビングの掃き出し窓
・庭が見える大開口窓
・景色を楽しみたい窓
では、網戸越しの見え方も確認しておきたいところです。
ただし視界についても、メッシュ数だけでは決まりません。
糸が細い製品なら、細かなメッシュでも比較的すっきり見える場合があります。
3.細かな汚れが付着することがある
網戸には、
・ホコリ
・花粉
・土ぼこり
・排気ガス由来の汚れ
などが付着します。
網目が細かいタイプでは、小さな汚れが網へ付きやすく感じる場合があります。
一方で、網の構造によって掃除しやすさは異なります。
メッシュ数だけでなく、素材や表面構造も確認しましょう。
18メッシュが向いている人

18メッシュは今でも十分選択肢になります。
例えば、
・虫がそれほど多くない地域
・できるだけ標準仕様でまとめたい
・一般的な蚊やハエ対策が中心
・窓を開けて風を通すことが多い
・費用を抑えたい
という家庭です。
特に都市部の住宅地など、小さな羽虫が大量に発生する環境でなければ、18メッシュでも大きな不満を感じないケースがあります。
公的な建築工事でも18~20メッシュは現在も使われているため、18メッシュそのものが時代遅れというわけではありません。
24メッシュが向いている人

一方、24メッシュを検討しやすいのは、
・小さな虫が気になる
・川や水路が近い
・畑や田んぼが近い
・緑の多い地域
・夜に窓を開けることが多い
・虫が苦手
・防虫性能を優先したい
という家庭です。
特にすでにその地域で、「小さな黒い虫が多い」という情報がある場合は、標準仕様より細かな網戸を検討してもよいでしょう。
岐阜県や多治見市でも、クロバネキノコバエが網戸やサッシの隙間から室内へ侵入すると案内しています。
場所別|18メッシュと24メッシュの選び方

家中の網戸をすべて同じ仕様にしなければならないわけではありません。
使う場所によって変える考え方もあります。
リビング
18メッシュまたは24メッシュ
リビングは開口部が大きいため、通風・眺望・防虫のバランスを考えましょう。
庭や緑が多いなら24メッシュも候補です。
寝室
24メッシュを検討
夜間に窓を開ける家庭では、小さな虫の侵入が気になりやすい場所です。
虫対策を重視するなら細かなタイプが向いています。
キッチン
24メッシュを検討
食品や生ごみのにおいなどに虫が寄ってくることがあります。
札幌市でも、コバエ類の発生対策として生ごみ管理と細かな網戸を案内しています。
トイレ・洗面室
窓の開閉頻度や周辺環境で選びます。
すべり出し窓などの場合は、メッシュ数だけでなく網戸の形式も重要です。
「メッシュ数だけ」で虫対策を決めない

網戸選びではここが非常に重要です。
防虫性能は、メッシュ数だけで決まりません。
確認したいのは、
1. 網目の細かさ
2. サッシと網戸の隙間
3. 網戸の建付け
4. 網の破れ
5. モヘアの状態
6. 窓の開け方
7. 周辺の虫の発生状況
です。
例えば24メッシュでも、網戸とサッシの間に2mmの隙間があれば、小さな虫はそこから入れます。
逆に18メッシュでも、建付けが適切で周辺に小型の虫が少なければ、十分満足できる場合があります。
網戸以外にもできる虫対策

公的機関では、虫の侵入・発生対策として網戸だけではなく、発生源を減らすことも推奨しています。
例えば、
・草むらを減らす
・生ごみを密閉する
・排水口を清掃する
・水たまりを作らない
・網戸やサッシの隙間を確認する
といった方法です。
チョウバエの場合は、さいたま市が排水溝などの清掃によって発生源を取り除くことを案内しています。
「網戸を細かくしたのに虫が多い」という場合は、住宅の外から侵入しているのか、それとも室内や排水設備で発生しているのかを切り分ける必要があります。
新築時に確認したい網戸の5つのポイント

新築住宅で網戸を選ぶときは、メッシュ数だけでなく次の5点を確認しておきましょう。
①網戸が標準装備か
建売住宅では網戸がオプションになっている場合があります。
契約書や設備仕様書で確認してください。
②サッシのメーカー
後付けする場合は、現在設置されているサッシのメーカーや型番を確認します。
③窓の種類
引き違い窓だけでなく、
・すべり出し窓
・上げ下げ窓
・FIX窓との組み合わせ
などがあります。
窓によって適した網戸の形が違います。
④周辺環境
川、田畑、公園、山林など、虫が発生しやすい環境が近くにないか確認しましょう。
⑤何を優先するか
防虫、風通し、眺望、費用など、優先順位を整理しておくと選びやすくなります。
DIYで網戸を付けても大丈夫?

小さな窓や既存網の張り替えであれば、DIYを検討する方もいるでしょう。
ただし新築住宅で網戸そのものを新設する場合は、
・幅
・高さ
・網戸レール
・サッシメーカー
・サッシ型番
・戸車
・建付け
などを確認する必要があります。
採寸を間違えると、
「入らない」
「閉めても隙間がある」
「動きが悪い」
といったことがあります。
特に2階部分など、高所での作業は避けたほうが安全です。
オプション工事.comの網戸新設サービス

オプション工事.comでは、新築戸建てを中心に網戸の新設工事を行っています。
現在の基本料金は、
網戸新設15枚まで:88,000円(税込・取り付け工事費込み)です。
16枚目以降は、1枚につき5,500円(税込)となっています。
また、すべり出し窓などに使用する特殊網戸にも対応しています。
・上げ下げロール網戸・開き網戸:+3,850円(税込)/枚
・横引きロール網戸:+7,700円(税込)/枚
※単体工事の場合は別途物流諸経費が必要です。正式な料金や対応仕様はお見積もり時にご確認ください。
サッシに合わせたメーカー純正品を使用し、窓の形状・色に合わせて施工します。
「18メッシュと24メッシュのどちらがいい?」
「この窓にはどんな網戸が付く?」
「新築なのに網戸が付いていなかった」
という段階からご相談いただけます。
よくある質問

Q.18メッシュの網戸は古いですか?
いいえ。
現在でも公的な建築工事仕様などで18~20メッシュの網戸が使われています。
標準的な防虫網として現在も選択肢になります。
Q.18メッシュと24メッシュではどちらが虫に強い?
一般的には、網目が細かい24メッシュのほうが、小型の虫が通り抜けにくくなります。
ただし、網戸とサッシの隙間などから侵入する場合もあるため、網目だけで完全に防げるわけではありません。
Q.小さなコバエは網戸を通りますか?
種類によっては通過する可能性があります。
岐阜県もクロバネキノコバエについて、網戸のメッシュやサッシの隙間から室内に入ると案内しています。
Q.24メッシュにすると風が通らなくなりますか?
必ずしもそうではありません。
通風性能はメッシュ数だけでなく、糸の太さや構造、窓の大きさなどによっても変わります。
Q.全部の窓を24メッシュにしたほうがいい?
必須ではありません。
虫が多い場所や寝室などを24メッシュ、風通しを重視する場所を標準仕様にするなど、場所ごとに考える方法もあります。
18メッシュは古くない。虫が気になるなら24メッシュも検討

網戸選びで覚えておきたいのは、
18メッシュ=古い
24メッシュ=絶対に正解
ではないということです。
18メッシュは現在でも使われている標準的な網戸です。
一方、小型の虫は網戸の網目やサッシの隙間を通って侵入する場合があり、自治体も虫対策として目の細かな網戸を推奨しています。
そのため、
標準的なバランスを重視 → 18メッシュ
小さな虫への対策を重視 → 24メッシュを検討
という考え方がわかりやすいでしょう。
さらに、
・家の周辺環境
・網戸の建付け
・サッシとの隙間
・窓の使い方
・通風・眺望
まで含めて決めることが重要です。
オプション工事.comでは、新築住宅の窓やサッシの状況を確認したうえで、適した網戸をご提案しています。


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